鍼灸マッサージ士とはなんぞや?

鍼灸マッサージ士という資格を知っていますか?町のいたるところで鍼やマッサージなどの看板を見ると思います。鍼やマッサージによって治療行為を行うには、国家資格が必要となります。3年以上、専門学校や大学に通い、学び、資格試験に合格することによって、鍼灸マッサージ士の資格を得ることができます。

鍼灸マッサージ士は、通称あはぎ法と呼ばれる、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律にのっとった活動を行っています。

鍼灸マッサージ士による治療のメリット

鍼灸マッサージ士、まあ厳密にいうと鍼師、きゅう師、あんまマッサージ師と分かれているわけですが、ここでは便宜上鍼灸マッサージ士としています。

鍼灸マッサージ士の治療には保険を適用することができますので、保険を適用させて治療のできる疾患にかかっているのであれば、料金的にお得になります。

鍼灸マッサージの健康保険の適用される疾患は、以下の通りです。坐骨神経痛などの神経痛、急性、慢性で各関節が腫れて痛む様なリウマチ、腰痛、ギックリ腰などの腰痛症、五十肩、しびれを感じるような頚腕症候群、むちうち等の頚椎捻挫後遺症、などですね。これらの疾患でかかると、保険が適用されます。

また、整体やリラクゼーションサロンなどは、国家資格ではなくて民間資格での施術を行っています。あんま、マッサージというのは本来国家資格である鍼灸マッサージ士の資格がなければ行ってはならないものですが、これは施術を行う理由が治療である場合に限定されているので、治療行為ではない整体やリラクゼーションサロンは、マッサージと非常に似た行為を行っているにも関わらず、法律的にひっかかることなく運営が可能となるのです。

つまり、明け方4時までカラオケ行っちゃって疲れきって心がバッキバキに折れました、などというような場合、翌日にはとてもだるいであろうので、マッサージでも受けようかなと思うでしょうが、そういう場合は単に疲れているだけなので保険の適用される範囲とはならないので、鍼灸あんまマッサージ士でも、整体師でもリラクゼーションサロンでも、料金は実費のみとなります。

まあ、鍼灸マッサージ士の場合、整体などと比べるときちんと学校に通っているために最低限の知識を保有していますが、整体師は個人の技量にとてもばらつきがありますので、はじめて行くような場合であれば、鍼灸マッサージ士の方が信頼できますね。